子どものおもちゃ片付けは「量」と「定位置」が9割|続く収納術

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目次

増え続ける子どものおもちゃ、片付かないのは「量」と「収納」の問題

子どものおもちゃの片付けがうまくいかないとき、原因の多くは「おもちゃの量」と「しまい方」にあります。子どものやる気や性格の問題ではありません。

誕生日やクリスマス、ファストフードのおまけなどで、おもちゃは知らないうちに増えていきます。量が多すぎたり、戻す場所が決まっていなかったりすると、大人でも片付けるのは難しいものです。

「片付けなさい」では解決しない理由

「片付けなさい」と声をかけても片付かないのは、子どもが怠けているからではありません。どこに何を戻せばいいのか分からない、量が多すぎて手に負えない、という状態だと、指示だけでは動けないのです。

まず整えるべきは、子どもの行動ではなく「おもちゃの環境」のほうです。減らして、戻しやすくする。この2つで片付けの大半は解決します。

毎日「片付けて!」と言うのに疲れてしまった…という方こそ、まずは環境を見直してみてください。

おもちゃの片付けは”しまう場所と量”で9割決まる

片付けやすさを決めるのは、子どものスキルよりも仕組みです。具体的には「おもちゃの量」と「定位置(戻す場所)」の2つ。この記事では、量の減らし方→収納のコツ→手放し方の順で、おもちゃの片付けを根本から整える方法を紹介します。

まず最初に|おもちゃの「量」を見直す

おもちゃの片付けでいちばん効果が大きいのは、収納を増やすことではなく「量を見直す」ことです。量が多すぎると、どんなに収納を工夫しても散らかってしまいます。

床にたくさんのおもちゃが広がっている子ども部屋のイメージ

増えすぎたおもちゃが片付かない最大の原因

収納スペースに対しておもちゃの量が多すぎると、すべてを入れきれず、あふれた分が床に出しっぱなしになります。これが「片付けても片付かない」状態の正体です。

新しいおもちゃを買い足す前に、まずは今あるおもちゃの量を、収納に収まる分まで調整することが先決です。

子どもと一緒に「使う・使わない」を分ける

量の見直しは、できるだけ子どもと一緒に行います。勝手に処分すると、子どもが「自分の物を大事にされなかった」と感じてしまうことがあるからです。

「今もよく遊ぶもの」「最近さわっていないもの」をざっくり分けるだけで十分です。迷うものは無理に決めず、後で見直せるように一時保管にまわします。

仕分けのコツ

「捨てる・捨てない」で聞くと子どもはほぼ全部「捨てない」と答えます。「よく遊ぶ箱」と「あまり遊ばない箱」に分けるなど、捨てる前提にしない言い方にすると進みやすくなります。

おもちゃの量の目安(収納スペースに収まる分だけ)

適正な量の目安は「決めた収納スペースに無理なく収まる分まで」です。数を細かく決める必要はありません。引き出しや箱がパンパンで閉まらない、ふたが浮く、という状態なら少し多すぎるサインです。

収納の8割くらいに収まる量にしておくと、子ども自身でも戻しやすくなります。

散らからない|子どものおもちゃ収納のコツ5つ

量を整えたら、次は「戻しやすい収納」をつくります。ポイントは、子どもが一人でも元に戻せる手軽さです。大人にとって見た目がきれいな収納より、子どもにとって簡単な収納を優先しましょう。

ラベルを貼ったボックスにおもちゃを分けて収納している様子

(1) ざっくり放り込むだけのボックス収納にする

細かく分類する収納は、片付けのハードルを上げてしまいます。子どもには「箱に放り込むだけ」で完了するボックス収納が向いています。

仕切りを増やすより、フタのない大きめの箱にざっくり入れられるほうが、戻すときの手間が少なく続きやすくなります。

(2) 遊ぶ場所のそばに置く(動線を短く)

遊ぶ場所と片付ける場所が離れていると、戻すのが面倒になり散らかります。リビングで遊ぶなら、おもちゃ収納もリビングの近くに置くのが基本です。

「使う場所のそばにしまう」を徹底するだけで、出しっぱなしがぐっと減ります。

(3) 子どもの目線・手の届く高さに

子どもが自分で出し入れできるよう、収納は子どもの目線・手の届く高さに置きます。高い棚や奥まった場所は、大人が手伝わないと戻せないため出しっぱなしになりがちです。

よく遊ぶおもちゃほど、低い位置・取り出しやすい場所にまとめましょう。

(4) ラベル・写真で「戻す場所」を見える化

どこに戻すか一目で分かるよう、箱や棚にラベルを貼ります。まだ字が読めない年齢なら、中身の写真やイラストを貼ると分かりやすくなります。

「戻す先が決まっている」状態をつくることが、子どもが自分で片付けられるようになる第一歩です。

(5) 収納は8割でとどめる

収納はぎゅうぎゅうに詰めず、8割くらいの余裕を持たせます。すき間があると、子どもでもおもちゃをスッと戻せるからです。

満杯の収納は、戻すたびにあふれてストレスになります。新しいおもちゃが増えたら、その分どれかを見直す、というサイクルも保ちやすくなります。

おもちゃ別|片付けやすい収納アイデア

おもちゃは種類によって散らかり方が違います。タイプ別に収納を分けると、片付けがぐっとラクになります。ここではよく悩みがちな3タイプを紹介します。

細かいブロック・パーツ類

ブロックやごっこ遊びの小物など、細かいパーツは床に散らばりやすく、踏むと痛い悩みの種です。ふた付きの中くらいの箱にまとめて放り込む方式が向いています。

遊ぶときは、レジャーシートやトレーの上に広げると、片付けるときにシートごとまとめて戻せて便利です。色や形ごとに細かく分けるのは、子どもには負担が大きいので避けましょう。

ぬいぐるみ・大きいおもちゃ

ぬいぐるみや大型のおもちゃは、かさばって収納に困りがちです。大きめのバスケットやワゴン、布製のボックスにまとめて入れると、出し入れが簡単です。

数が多いときは「お気に入りはこの箱に入る分だけ」とスペースで上限を決めると、増えすぎを防げます。

絵本・カード類

絵本は、表紙が見えるフロントタイプの本棚にすると、子どもが自分で選びやすく戻しやすくなります。背表紙だけの本棚は、小さい子には扱いにくいことがあります。

カードゲームやパズルなど、ばらけやすいものは、種類ごとにジッパー付きの袋や小箱に分けておくと紛失を防げます。

おもちゃ別収納の早見表

細かいパーツ=ふた付きボックスにざっくり。大物・ぬいぐるみ=バスケットやワゴン。絵本=表紙が見える本棚。この3タイプを分けるだけで、散らかり方が大きく変わります。

増えたおもちゃの「手放し方」と一時保管のコツ

おもちゃは増える一方なので、定期的に手放す仕組みも必要です。とはいえ、いきなり捨てるのは子どもも抵抗があります。一時保管をはさみながら、無理なく減らしていきましょう。

壊れた・遊ばなくなったおもちゃの見極め

明らかに壊れているもの、パーツが足りなくて遊べないものは、手放す候補です。安全面でも、割れたプラスチックなどは早めに処分したほうが安心です。

「半年以上さわっていない」「成長して年齢に合わなくなった」おもちゃも、見直しのタイミングです。譲る・売る・寄付するなど、捨てる以外の方法も選べます。

「とりあえずボックス」で一時保管する

子どもが手放すのを迷うおもちゃは、無理に決めず「とりあえずボックス」に入れて見えない場所に保管します。一定期間さわらなければ、子ども自身も納得して手放しやすくなります。

期限を決めて、「次の長い休みまでに使わなかったら考えよう」とゆるく約束しておくとスムーズです。

「捨てる」と言うとケンカになりがち。「お休みさせる箱」に入れる、くらいの軽さがちょうどいいですよ。

思い出のおもちゃは無理に捨てない

思い出が詰まったおもちゃまで、無理に減らす必要はありません。数を絞って「思い出ボックス」を1つ作り、そこに入る分だけ残す、という方法がおすすめです。

大切なのは、全部を完璧に減らすことではなく、日常で使う分が散らからない量に整えることです。

子どもが自分で片付けられるようになる関わり方

量と収納が整ったら、あとは子どもが自分で片付けられるよう、関わり方を少し工夫します。完璧を求めず、できたことに目を向けるのがコツです。

ゲーム感覚で片付けを楽しくする

「どっちが早く箱に戻せるか競争」「音楽が終わるまでに片付け」など、遊びの延長にすると、子どもは進んで動きやすくなります。叱るより楽しくするほうが、長続きします。

片付けが終わったら、「自分で戻せたね」と具体的にほめると、次へのやる気につながります。

「8割戻ればOK」にする

毎回すべてを完璧に戻すのは、子どもには難しいことです。8割戻れば十分、というくらいの基準にすると、親子ともに気持ちがラクになります。

完璧を目指して毎日ガミガミするより、ゆるくても続くほうが、結果的にきれいな状態を保てます。

今日からできる一歩

まずは「いちばん散らかるおもちゃ」を1種類選び、ざっくり放り込めるボックスを1つ用意するだけでOK。小さく始めるのが、続けるいちばんのコツです。

よくある質問

何歳からおもちゃの片付けを教えればいいですか?

1〜2歳ごろから「一緒に箱に入れる」ところから始められます。この時期は親が手伝うのが前提で、3〜4歳で少しずつ自分で、就学前後で自分の責任で、と段階的に進めるのが目安です。

収納グッズは何を買えばいいですか?

まずは買い足す前に、家にある箱やカゴで試すのがおすすめです。子どもが一人で出し入れできる、ふたのない大きめのボックスが扱いやすく、足りなければ後から追加すると失敗が少なくなります。

きょうだいでおもちゃが混ざってしまいます。

共有のおもちゃと、一人ずつの個人ボックスを分けるのが基本です。色違いのボックスにして「これは○○の箱」と決めると、混ざりにくく、片付けの責任もはっきりします。

片付けても次の日にはまた散らかります。

多くの場合、量が多すぎるか、戻す場所が決まっていないことが原因です。ざっくり戻せる定位置をつくり、量を収納の8割に抑えると、リバウンドしにくくなります。

まとめ|おもちゃの片付けは「減らす×戻しやすく」で続く

子どものおもちゃの片付けは、子どものやる気ではなく「量」と「収納」を整えることがカギです。まず量を見直し、ざっくり戻せる定位置をつくる。この順番が大切です。

この記事のまとめ

(1) 収納に収まる量まで、子どもと一緒に見直す。(2) ざっくり放り込める収納を、遊ぶ場所のそばに低く置く。(3) ラベルや写真で戻す場所を見える化。(4) 迷うおもちゃは一時保管、壊れたものは手放す。(5) 8割戻ればOKとゆるく構える。

すべてを一度に整える必要はありません。散らかりやすいおもちゃ1種類から、戻しやすい仕組みを作ってみてください。小さな成功が、子どもの「自分で片付けられた」という自信につながっていきます。

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